日本デザインコミッティー 第787回デザインギャラリー1953企画展「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」開催中

⽇本デザインコミッティーが主催する銀座松屋7階にあるデザインギャラリー1953で、2024年4月15日まで「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」が開催されている。

Apple本社や、昨年開催のG7広島サミットにも採用されるなど、世界から注目を集める「HIROSHIMA」について、実寸大の模型やパーツ展示、マルニ木工の製造工程の写真などを交えた展示を行っている。


マルニ木工の山中洋社長(左)と、プロダクトデザイナーの深澤直人氏(右)

3月29日には、松屋銀座7階のTHE HOMEにおいて、マルニ木工の山中洋社長と、「HIROSHIMA」をデザインしたプロダクトデザイナーの深澤直人氏によるデザインサロントークが開催され、「HIROSHIMA」についての製作背景やミラノ・サローネへの出展、そしてApple本社へ納入された当時のエピソードなどが語られた。

深澤氏は「かつて、カリフォルニアのシリコンバレーにいたとき、私はAppleとも仕事をしていました。彼らは必ずデザインを追う。そのAppleがHIROSHIMAを選ぶことは、私は何となく予期していました」と語った。深澤氏が考えるデザインと、マルニ木工の技術力にまつわるトークに、来場者は興味深く聴き入った。