今年のオルガテック東京2024において、「ORGATEC TOKYO Award」を受賞したカリモク家具(愛知県東浦町)。今年も「なんでもつくるよ」をテーマとしたコンセプトブースを出展した。
ブースでは「なぜ、なんでも作れるのか?」にフォーカスし、6つのゾーンに分けた展示を行った。Aゾーンでは、日本の森林の現状とカリモクのものづくりについて解説するウォールキャプションを設置。
資材の調達方法や工場体制などを、写真や映像を交えながら来場者に解説した。
Bゾーンでは、Karimoku Caseブランドの展示として、芦沢啓治氏によるCASE10「Azabu Hills Residence」の空間を再現した。
ブランドとして新たに採用した国産ケヤキ材による家具を出品。落ち着きのある空間を演出した。
Cゾーンでは、国産材ブランド「MAS」や、小径木の活用が可能な「omi」のアイテムを中心とした展示を行った。展示会で公開したMASの製品については、石川県能登産のヒバ材を使用。元旦に発生した能登半島地震の復興への想いを込めた。
Dゾーンには、企業などとのコラボレーションアイテムを展示。
Eゾーンには、Karimoku New Standard(KNS)のエレファントシリーズなどの6点のアイテムについて、カーテンやカーペットまですべて黄色で揃えたワントーンの展示を行った。これにより、視覚情報をそぎ落とし、家具そのものがもつ機能性を際立たせたという。
Fゾーンは、特注のラウンドテーブルを配置。最新技術のリアルコート印刷を用いたカラーウッドシリーズの天板も、来場者に強く印象付けた。