マルニ木工「Manufacture -Allure of Tradition-」をmaruni tokyoで10/18~11/4開催 Tradition家具を再構築 ►

マルニ木工（広島市佐伯区、山中洋社長）は、トラディション家具の再構築の試みとして「Manufacture -Allure of Tradition-」をテーマとした展示会を、2024年10月18日～11月４日にかけて同社maruni tokyoで開催する。

この展示会では、maruni tokyoの空間の設えをがらりと変えたプレゼンテーションで、細かな造作やアレンジ、リペア、再生部材の活用など、マルニ木工が持つものづくりの総力を、新しい表現手法で来場者に訴求する。

今回開催するエキシビション「マニュファクチュール（Manufacture）は、創業から90年が経過した同社の歴史とアーカイブを見つめ直し、“いまできることはなにか”を再考するプロジェクト。１９６６年より展開している「Tradition」を現代の感覚によって再解釈し、リモデルやパーツ、素材の組み合わせをアレンジした。

同展では「Furnitecture」「Customize」「Homage」「Repair」「Reuse」にフォーカスした展示を行う。量産の家具のみならず、店舗やオフィス、ウィンドウディスプレイなどくう感に合わせて自由設計による造作家具、リデザインした歴代のコレクション、復刻家具や修理・修復、再生部材の活用など、同社の取り組みの一つ一つに注目だ。

アイテムでは「アントワーヌソファ」をリデザインして復刻したほか、「エドワードチェア」はビンテージとして残されていたアイテムについて張替え修理を実施して展示。また「ベルサイユスツール」は1968年に発表の「ベルサイユダイニングテーブル」の脚を活用。「エジンバラスツール」は、復刻にともなって貫にスチールを加え、過去に存在しなかったハイスツールに形をアレンジした。
同展の開催にあたっては、英ロンドンの老舗百科店「LIBERTY」のファブリックなどを採用。また、モザイクアーティストの永井友紀子氏とのコラボレーションにより、新たな世界観を創出する。