フランス・中央山岳地帯の西部に位置するリムザン地方は、緑の大自然と清潔な天然水に恵まれており、代々の優秀な牧羊農家が、軽くて弾力性のあるウールを産出している。緑の芝の上で放牧飼育される為、汚れが少なく、毛は天然のクリンプが大きく強く、密度が高くなることから、弾力性や回復性、保温性、吸湿発散性に優れており、特に日本では敷布団に最適と言われている。
しかし、欧州では原料供給の不安、価格高騰の不安に変わって、品質・価格に安定した通気性が有り湿気がこもらず通気性の良い羊毛掛ふとんの人気が高まっているという。日本でも冬だけでなく、通年通して使える羊毛寝具の問合せが直近で増えているようだ。
原毛は、すべてフランスの羊毛選別所へ搬入、ソーターと呼ばれるベテランの技術者の手と目で、丁寧に良質なウールだけを選別・抽出し、エコテックス・スタンダード100の基準にそって衛生的に洗浄加工され、日本繊維製品品質技術センター(QTEC)の検査により「ファイングレードウール」と認められたウールだけが日本の寝具製造メーカーへ納品されている。