カッシーナ・イクスシー(東京都港区、アレッシオ・ジャコメル社長)は、東京都港区・南青山のユニマット青山ビル6Fにある同社本社オフィスを同ビル4Fへと移し、2024年10月17日(木)よりBtoB顧客や取引先に対して見学を受け付けるライブオフィス(オフィスショールーム)として運営すると発表した。
移転の背景には、コロナ禍が収束したことでオフィスへの出社に回帰する企業も増え、成長企業においては採用拡大に伴うオフィス拡張が急務となっており、オフィス移転の需要は回復傾向にある点が挙げられる。出社したくなる魅力あるオフィスづくりに注力する企業が増加し、人材確保の観点からも、立地が良くグレードの高いビルへの移転や、クリエイティブなオフィスインテリアのニーズは続いていくと同社は想定する。
近年はリモートワークなど働き方が多様化し、オフィスに求められるものが大きく変化してきたという実感をもとに、店舗内のオフィス家具展示スペースとは別に当社が提案するオフィスを実際に見て体感できるショールームが必要であると考え、フロア移転と同時にスペースの約3分の2をライブオフィスとして活用する。
新オフィスでは、デザインと品質の両面で高いレベルを誇る既製家具に加え、プロジェクトに応じた特注家具の柔軟なデザイン・製作も含めた、カッシーナ・イクスシーの総合提案を行う。インテリアデザインはカッシーナのアートディレクターも務める建築家のパトリシア・ウルキオラ氏が担った。同氏の、オフィスやパブリックスペースはもはや画一的な規格に従うのではなく、1日、1週間、そして数年を通して変化しながら独自のアイデンティティを持つべきだとの考えのもと、カッシーナ・イクスシーのビジョンをコンテンポラリーなエスプリを備えたオフィス空間に反映させ、働く人々のリズムやニーズに対して柔軟に対応できるよう設計している。
空間内の全ての家具は、カッシーナ・イクスシーの取扱いブランドの製品を使用しており、多彩なセレクションが強調され、象徴的なデザインの作品と現代的な作品の両方を取り入れた、独特でユニークな雰囲気を作り出す。このように様々な要素を組み合わせながら、ウルキオラ氏のビジョンである「持続可能で統合的なデザイン」を反映し、居心地のよい温かみのあるオフィスを実現する。
なお、オフィス面積は915㎡で、このうちライブオフィス公開面積は613㎡。ライブオフィスの見学対応は10月17日から予約制で行う。