オカムラ(横浜市西区、 中村雅行社長)と日立製作所(東京都千代田区、小島啓二社長)は、日立が提供する無人コミュニケーション店舗「CO-URIBA(コウリバ)」の日立社内における活用の成果を受け、従業員のウェルビーイングを高めるオフィス空間づくりに向けた共創を開始したと発表した。具体的には、リモートワークの増加などによるコミュニケーション不足を解消し、従業員同士の交流を促進することを目的に、小型の売り場にサイネージ、センサー機能、生体認証などを組み合わせた無人コミュニケーション店舗「CO-URIBA」をオカムラのオフィスに設置する。
今後は本共創におけるオカムラ社内における「CO-URIBA」の活用成果を踏まえ、「CO-URIBA」をオフィスにおけるコミュニケーション活性化ツールのひとつとして、さまざまな企業のオフィス拠点への展開と、オカムラのソリューションと「CO-URIBA」を組み合わせた新たなオフィス空間の提案を目指す。
導入には、近年企業における人的資本経営や健康経営が広まる中で、従業員のウェルビーイングが注目されており、企業はウェルビーイングな働き方を推進していくことを求められているといった背景がある。特に、オフィス出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークの浸透により、コミュニケーション不足を課題とする企業が増えており、オフィスにおいて、他者とのつながりを感じることができるコミュニケーション活性化の取り組みや空間づくりが注目されている。
この共創では、「CO-URIBA」をオカムラのオフィス2拠点に設置し、拠点が離れた従業員間で感謝を伝えあうコミュニケーションを醸成。これらの取り組みを踏まえて、オカムラと日立は、「CO-URIBA」をオフィスにおけるコミュニケーション活性化ツールの一つとして、さまざまな企業のオフィス拠点への展開を検討するとしている。