【オルガテック東京2024 出展社ピックアップレポート(9)】オカムラ IoT家具「Focus Pod」など、未来のコンセプト家具に来場者も注目

オカムラ(横浜市西区)は、「Workstyles Journey」をコンセプトとした展示を行った。過去から現在、そして未来へ。「はたらく」の進化の変遷として、戦後の高度成長期から現代のハイブリッドワーク時代まで、同社が手掛けてきた様々な製品とともに、働き方と働く場の変遷をブースに表現しながらふり返るというもの。なお、展示の装飾には、東京都の多摩産材を使用。

昭和~平成~令和の時代のオフィス空間を再現したブースには、同社がこれまでにリリースしてきた製品群が並べられた。昨今の時代のニーズを採り入れた製品である「WORK CARRIER(ワークキャリアー)」や個室ワーキングスペースの「TELECUBE by okamura (テレキューブ by オカムラ)」、ポータブルバッテリーの「OC」などももちろん展示。

同社の歴史を振り返るうえで欠かせないエポックメイキングな製品、「ミカサ・ツーリング」も大々的に展示され、来場者の注目を集めた。岡村製作所時代の1957年~1960年に販売していた乗用車で、岡村製作所が開発したトルクコンバータを搭載した車種として、当時話題になったという。

ブース内では、同社が取り扱っているエコ素材の展示も行った。「土に還る素材」「PETリサイクルファブリック」「海のリサイクルファブリック」「廃棄生地リサイクルファブリック」などを展示したほか、未来を見据えたコンセプト家具「Communication Pod」や「Focus Pod」なども展示。

「Focus Pod」は、これまでのモニターヤキーボード、マウスといったデバイスではなく、「ジェスチャーコントロール」の時代を見据えたアイテムで、リラックスと集中の両面を兼ね備えることができるIoT家具のひとつとして開発された。来場者からの注目も高く、同社がブースで行った人気投票でも非常に高い注目を集めていた。