【オルガテック東京2024 出展社ピックアップレポート(3)】エーディックス アデペシュ・ノモンに反響、オフィスは想像以上に自由な空間へ

エーディックスはオルガテック東京2024の会場でアデペシュ、ノモンを中心に4ブランドを出展した。

アデペシュブランドでは、POLシリーズの新作テーブルを展示。細身のスチールフレームでテーブルの脚部を、オーク無垢材とメラミン素材で天板を構成。スタイリッシュ、ナチュラルの両テイストに合う製品がコンセプトで、戸建、マンションいずれにも使えるデザインに仕上がった。幅は1400ミリ並びに1600ミリの2タイプを用意。

また、スチールの脚部と合皮の張地が特徴的なパニッシュシリーズも展示された。「オフィスとホームユース家具の垣根はなくなりつつある」という意見は今日、至る所で聞く意見だが、アーバンインダストリアルテイストを中心とする同社家具は、その境目を歩むようなデザインが多く、トレンドに沿った提案のしやすい製品が多く見受けられた。

同社常務取締役の小原真一氏によれば、「インテリアデザイナーやオフィスのプランナー、また意外と住宅系の方々も多くブースに来てくださいました。皆様熱心に製品について知っていただけて、いい商談ができています。全体的には、アデペシュ、そして特にノモンの時計に注目が集まりました」と出展の成果を語る。

同社は昨年よりスペインのノモン社による、デザイン性の高い時計の取り扱いを決定、今年の5月より製品の販売を開始した。家具店ルートでも出足は好調だという。

「今のオフィスは空間の自由度が高まってきたと感じます。これまでのようにデスクも並んでいません。私たち(家庭用)家具業界は、フリースペースにホームユースの家具が入ると想定することが多いですが、意外とそうではない使い方もたくさん生まれてくるだろう、というのが出展しての感想です」とオフィス空間の可能性の広がりに期待感を寄せた。