建築・インテリア向け3Dソフトを手掛けるメガソフト(大阪市北区、井町良明社長)が、新機能「インテリアデコレーション機能」の開発を発表した。
この機能は、操作画面の一覧から選んだインテリアセットを部屋にドラッグ&ドロップするだけで、部屋に合うインテリアを設定できる。この設定は手早く行うことが可能で、間取りや空間の提案資料作成にかかる時間を短縮できるという。また、部屋の広さをおおまかに把握したいときの仮置きにも使用できる。
同社は、自社製品の「3Dデザイナーシリーズ」にこの新機能を搭載。デコレーションのタイプは19パターンで、それぞれに色替え2タイプの“デコセット”が用意されている。部屋にドラッグした後は、窓や開口に合わせて回転・移動が可能で、仮置き後は家具・小物を個別に移動することや、好みのインテリアアイテムに置き換えることも可能だ。
3D空間にインテリアを設定することで、間取図だけではイメージしにくい部屋の広さやプランのコンセプトが伝わりやすくなることは、建築のプロの多くが既知のことではある。しかしながら、壁紙・家具・リアル感を出すための小物類の選定やそれらの配置には時間がかかる。今回の新機能はそれらの負担を軽減し、「明日のプレゼンに間に合うプラン作り」を支援するという。
対象製品の最新プログラムには、インテリアデコレーション機能の他にも新機能が追加されている。それらの機能には、各建物タイプに階数のデフォルトを設定したり、プランの新規作成時に階数を指定したりできるなどの機能がある。今後、対象製品の最新バージョンに搭載するほか、既存ユーザーには無償アップデータにて順次配布予定としている。