スリープセレクト(東京都港区、西村秀之社長)が、「Sealy New Collection 2024 Winter」を同社シーリーベッド東京ショールームと大阪ショールームで開催した。
今回の新作における注目アイテムが、「ハイブリッドJP」シリーズだ。タイタニウムコイルの反発力とメモリーフォームによるサポートを両立し、アジャスタブルベッドにも対応する。形状記憶の低反発ウレタン素とポケットコイルとのハイブリッド仕様。数年前に本国アメリカでこの仕様が導入され人気を博していたが、満を持して日本市場でも展開することとなった。多様なニーズに対応するべく、これまでのラインナップにはなかった寝心地を実現するシリーズだ。
2025年3月発売予定のラインナップとしては、「ハイブリッドJP HJ350」と「ハイブリッドJP SJ300」の2モデルを導入。高機能モデルは「HJ350」で、詰め物はタイタニウムコイル、高弾性ウレタン、中反発ウレタン、低反発ウレタン(2層構造)の5層となっている。ここから中反発ウレタンを除いた4層構造としたモデルが「HJ300」となる。
このシリーズの特徴でもある低反発ウレタンフォームは、体圧分散性に優れ、しっとりと体を包み込む感覚が特徴。1層目はしっかりとホールド感のあるもの、2層目はプレッシャーリリーフ・インレーと同じ低反発ウレタンを採用している。参考価格(税込)は「HJ350」がシングル33万円、セミダブル37万4000円、ダブル41万8000円、ダブルワイド46万2000円。「HJ300」がシングル25万3000円、セミダブル29万7000円、ダブル34万1000円、ダブルワイド38万5000円。同社のラインナップでも比較的高めの価格設定で、高価格帯ラインナップの充実を図った。
ベッドフレームでは、夏の新作展で発表した最上級ラインのマットレス「ブルーダイヤモンド」に合わせることができるモデル「ジェファーソン」を発表。背クッションにスモールレザーを用いており、ソファのようにもたれることができるデザインとなっている。
高さは120㎝と、存在感のあるフレームだ。張地は本革(一部合皮)13色、生地12色の合計25色から選択できる。背クッションのスモールフェザーによって、柔らかな座り心地を実現しており、ベッドの上での多様な過ごし方にも適する製品となっている。
この他、新作のフレーム「ルティカ2」「ブラスター2」「クララム」を発表。いずれも2025年3月に発売予定としている。ヘッドボードは国内での生産に切り替えており、今後はより高価格帯のラインナップも充実させながら、様々なニーズに応えるべくカラーバリエーションについても拡充していくとしている。
(佐藤敬広)