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第4回「オルガテック東京2025」が、2025年6月3日(火)から5日(木)にかけて、東京ビッグサイト(東京都江東区)の南1~4ホールで開催される。主催はケルンメッセ(日本法人:東京都千代田区、髙木誠代表)および、日本オフィス家具協会(JOIFA:東京都中央区、中村雅行会長)。
今回の第4回オルガテック東京2025には、これまでの開催同様、イトーキ、コクヨ、オカムラといったオフィス家具メーカーをはじめ、約150社が出展を予定する(昨年は163社が出展)。このうち日本国内からは87社が出展を予定している。海外からは、台湾からは21社、中国から27社、香港から6社が出展するほか、デンマーク、イタリアといったヨーロッパからも出展が予定されている。
国内企業が関連する家具ブランドからは、ドリームベッドのリーンロゼ、イケヒココーポレーション、飛驒産業、イヨベ工芸社、関家具、河淳、メトロポリタンギャラリー、山善、ニトリ、広松木工、AKASEGROUP、良品計画、カリモク家具、プラス、TEORI、くろがね工作所、ニチエスなどが出展する。
今回の第4回開催にあたり、主催者であるケルンメッセと JOIFAは、戦略的パートナーシップを 2031 年まで延長することに合意した。同展はケルンメッセとJOIFAとの戦略的な協力関係のもと、オフィス・ワークプレイス分野に特化した国際展示会としてスタートした経緯があり、設立以降開催を重ねるごとに、同質の高いコンテンツと業界を代表する出展者によって注目を集めてきた。日本国内でも家具に関するリーディングイベントの一つとして地位を確立してきている。
これまでの3回の開催では、国内外の主要オフィス家具メーカー、空間デザイナー、建築家、ディストリビューター、公共機関や業界団体の関係者に至るまで、幅広い業界関係者が参加し、オフィスや働き方の変化をテーマに、多様なビジネス機会とネットワーキングが創出されてきた。パンデミック以降のワークプレイスの再定義を経て、場所やスタイルにとらわれない多様性に富んだ働き方が定着しつつある現在、オルガテック東京は、グローバルトレンドを日本およびアジアに展開するプラットフォームとしての役割を果たしている。
このような成功および信頼関係を背景に、ケルンメッセと JOIFA は、2027 年から 2031 年までの 5 年間にわたるパートナーシップの継続に正式合意した。両者は今後も連携を深めながら、オルガテック東京の国際的価値を高め、アジア市場における“未来のワークプレイス”の発信拠点としての役割を強化していくとしている。
昨年の第3回では開催3日間で4万631人を数えた。前回出展社は163社で、このうち国内からは92ブランド、海外からは71ブランドが出展しており、総展示面積は2万5690 ㎡だった。今回も、約4万人の来場者を見込んでいる。見どころの一つは、南3&4ホール内 エクスペリエンスエリアで開催される3種のセミナーだ。概要は次の通り。
KEYNOTE SPEECH▽6月3日(火):13時~14時 「本当のウェルビーイングをかなえるオフィス空間とは」(成瀬・猪熊建築設計事務所:成瀬友梨氏、猪熊純氏)
TREND FORUMS▽6月4日(水):11時~12時「ガレージのルール:『ブートストラップ』『ハッキング』、そしてシリコンバレーの型破りな建築」(建築学者:クロード・ダットソン氏)
TREND FORUMS▽6月5日(木):11時~12時:「オフィスワーカーが心地よく働くための“デザイン”」(「Puddle」代表・建築家:加藤匡毅氏、エル・デコ日本版編集長:木熊太郎氏)
また、企画展として「BORDERLESS 〜オフィスは私へ~」を開催。在宅ワークが広がる一方で、多くの企業ではオフィス回帰も見られ、働き方は多様となり、仕事と暮らしの境界はなくなりつつあるなか、プライベートがオフィスへと拡張してきた“いま”を体感できる企画展となる。様々なメーカーによる「BORDERLESS」なワークスペースとワークスタイルが提案される予定だ。
昨年、カリモク家具がグランプリを受賞したことでも話題となった「ORGATEC TOKYO Awards」も、引き続き開催する。「オルガテック東京2025」のテーマである「SHIFT DESIGN」を表現した、デザイン性が高いブースを表彰するものだ。2023年に初開催され、好評を博している「オルガテックナイト」も引き続き開催する。今回は「ORGATEC CIRCUS」として、パフォーマーによる賑やかな催しが行われる予定だ。