【2025 飛騨の家具フェスティバルピックアップ事前特集(4)】日進木工 「OM50」を本格始動

日進木工(岐阜県高山市、北村卓也社長)は、昨年の飛騨の家具フェスティバルでも発表した、デンマーク在住の岡村孝氏による飛騨産ヒノキ材を使用したOM50シリーズについて、今年から本格始動する。

O&M DESIGNの設立50周年を記念する家具シリーズとして、直線による構成が特長。座る機能を兼ね備えつつ、造形物としての存在意義を重視したデザインとなっている。OM50には、飛騨で生まれた良質なヒノキを使用。地域材を使用した椅子づくりを通じて、飛騨の森林環境保全につなげていく。

今年の飛騨の家具フェスティバルで同社は、“デザインの力”をメインコンセプトとした様々な提案を行う。「家具のデザインとは造形の美しさもさることながら、デザイナーの思いが使う人の暮らしに気持ちよく繋がってこそよいデザインといえるのではないでしょうか」と同社。日進木工は来年80周年を迎えるが、数多くの家具づくりを手掛けてきた日進木工ならではの、未来へ繋がるものづくりのあり方に注目だ。