【取材】AKASE GROUP 銀座に「Petrichor Plasma Med Bed GINZA」を開設 次世代ウェルネス体験で自然治癒力の回復を提案

AKASE GROUP(岡山県里庄町、藤井幸治社長)が、東京・銀座5丁目において次世代型ウェルネス施設「Petrichor Plasma Med Bed GINZA(ペトリコール プラズマメドベッド銀座)」をオープンした。高品質家具の製造・販売を主力とする同社にとって、今回の新事業は事業多角化の象徴ともいえるべきもので、家具業界が直面する市場縮小への一手とも位置づけられる。

この新施設の核となるのが、髙藤総合科学研究所(横浜市神奈川区)が開発した先進機器「Plasma Med BedⅡ」だ。1.2~1.35気圧の高気圧酸素カプセル機能と3〜5%の水素吸引、さらにプラズマ・近赤外線照射を組み合わせたこの装置は、血流改善や細胞の再生促進、自律神経の調整などが期待できるとされ、疲労回復、睡眠改善、アンチエイジング、免疫機能の向上など、幅広い効能をうたう。利用者は50分間、深呼吸を中心にリラックスした状態で装置内に滞在することが推奨されている。「プラズマメドベッド」は、全国の医療施設や温泉施設などに導入が進んでおり、首都圏でも同機器を導入する施設は増えている。


Petrichor Plasma Med Bed GINZAでの料金は初回体験10,000円(税込)、以降は1回15,000円(税込)で、6回程度の継続利用が推奨されている。目安としては週1回の利用を推進し、その後は隔週または月1回のメンテナンス利用が効果的とされる。AKASE GROUPではこの施設を「家具とは異なる顧客層に向けた、独立した新事業」として捉えており、主力ブランド「MASTERWAL」やインテリアショールーム「GERVASONI」との連携は、既存顧客への案内など必要最小限にとどめるようだ。

ペトリコール事業部は現在、社員2名体制で運営されており、将来的な多店舗展開や外部導入の可能性についても「まずは銀座拠点の成功を見届けてから」と慎重な姿勢を見せる。機器自体は既に日本橋や青山など首都圏を中心に30〜40カ所で導入されており、一定の実績も蓄積されているという。

同社では、家具産業を基盤としながらも、近年は飲食やフィットネス、出版、セミナー事業など、多角的な事業展開を進めてきた。特に「衣・食・住」に「健康」と「知」を加えた五本柱の事業構想を掲げ、今回のウェルネス施設はその中核を担う試みといえるだろう。

背景には、業界全体の縮小傾向と、それに伴う事業の再定義がある。家具販売に加えて、小売への早期参入や直営店舗の積極出店を進めてきた同社にとって、ペトリコール事業部は家具メーカーの枠を超えた挑戦といえる。

施設は現在、木曜日を定休日とし、最大で1日6組の予約を受け入れる態勢で運営されている。初回利用者の感想としては「足のむくみが軽くなった」「睡眠の質が上がった」などの声も聞かれ始めており、今後の利用データの蓄積とともに、本格的な効果の検証が進む見通しだ。