WOW 「フラットチェア」や「ハーフチェア」など、特長的なデザインの製品をMeet up Furniture Asahikawa 2023で展示

WOW(北海道旭川市、野原寛史社長)は旭川デザインセンターの自社ブースで、「FLATCHAIR(フラットチェア)」や「SORAHE(ソラヘ)」、「half chair(ハーフチェア)」などを展示し、来場者の注目を集めた。スツール、ブックシェルフの新作も発表した。

「フラットチェア」

「フラットチェア」は国際家具デザインコンペティション2021にて、特別賞である、旭川ケベック友好賞を受賞した椅子。京都に本店を構える平山日用品店がデザインし、WOWが製品化を担った。緩やかなカーブを描いた笠木とわずかに窪んだ座面が特長的だ。来場者から座り心地を高く評価されたという。
「ソラヘ」はタワー型ラックで、段ごとに板の厚みを変え、棚の柱の太さを徐々に変えているという珍しい形状。

「ハーフチェア」

「ハーフチェア」という奥行きがかなり浅く設計された椅子も展示された。姿勢よく座ってほしいというのが設計のテーマだが、座面の浅さが非日常感を生み出すデザインだ。
座面の下に引き出しもあり、小物も収容できる。楽器のチェロを弾く際に、浅く座ることでチェロの収まりをよくするという使い方もできる。また、玄関で靴を履く、ロングブーツを履くといった際に腰掛けられるというコンセプトもあるそうだ。日常のニッチなニーズに応える不思議な形をした椅子は、インテリア性も兼ね備えており、玄関に置くのも趣があるのかもしれない。