東京インターナショナルギフト・ショー秋2023 / LIVING&DESIGN秋2023 9月6日~8日開催 

ビジネスガイド社(東京都台東区、芳賀信享社長)が主催する「LIVING&DESIGN秋2023」および、「第96回東京インターナショナルギフト・ショー秋2023」が、2023年9月6日(水)から8日(金)にかけて、東京ビッグサイトで開催される。場所はギフト・ショーが東展示棟1~8ホール、LIVING&DESIGNなど同時開催展が西展示棟。出展社数は同時開催展を含めて3073社が出展し、展示面積は昨秋比67・2%増の8万5900㎡での開催を予定する。
「LIVING&DESIGN」は、ギフト・ショーとの同時開催は3度目となる。オーダー家具を手掛けるアンプインテリアデザインや、NANGAといった寝装品メーカーなど、国内外から22社が出展を予定。

今回の同見本市に出展する安心計画(福岡市博多区、高田政和社長)は、3DCAD「Walk in home Plus」、VRプレゼン「動線計画」「共有計画」、高画質CG・動画「色彩計画」「Twinmotion」、建築ロボアドバイザー「マイホームロボ」などの製品を展示予定だ。特に業界スタンダードの3D住宅プレゼンCAD「Walk in home Plus」は常に進化を続けている看板製品であり、新築/リフォームのスピーディな提案営業~設計支援に加えて新オプション群のさらなる充実を図っている。話題のメタバースに高画質時短VRやChatGPT搭載によるAI提案システムとも連携し、ビジュアル提案を強化して顧客満足度を上げつつ、自動化による作業時間短縮で社内のDX化にも貢献する。「VRやAIを活用した最新の住空間の提案手法と併せて社内のDX化にも興味があるお客さまに見ていただきたい」と同社。
住まいのリフォームやリノベーションの提案には、顧客との住空間イメージの共有が重要であり、最新の「Walk in home Plus」と各種連携ソフトとの組み合わせによって、スピーディにリアルな住空間を目の前で体験可能な点を訴求。それによって顧客からの信頼へとつなげると同時に、ITとAIの効果的な活用による時短と効率アップが、社内環境の改善にもつながる提案を行う。

LIVING&DESIGNでは、今年度も「木材を使った家具のデザインコンペ」を開催。審査員は建築家の内藤廣氏と永山祐子氏、家具デザイナーの小泉誠氏、そして総合プロデューサーの喜多俊之氏が務める。169件のデザイン案の中から選ばれた優秀作品について、9月6日に受賞者の表彰式を、東京ビッグサイトの北コンコースにて開催する。
このほか、審査委員による講演・セミナーも開催を予定する。概要・日程は次の通り。
▽9月6日(水)11時~12時 小泉誠氏:「家づくりも家具づくり」
▽同、14時~15時 永山祐子氏:「建築というきっかけ」
▽9月7日(木)11時~12時 喜多俊之氏:「暮らし産業 未来」
▽同、16時~17時 米谷ひろし氏:「空間デザインに求めること」。
なお、会場はすべて東京ビッグサイト会議棟6階。聴講は無料定員70名で、定員になり次第締め切りとなる。


主たる見本市である「第96回東京インターナショナルギフト・ショー秋2023」のテーマは、「ギフトの魔法で愛を贈り、世界の輪を拡げよう」。今回のギフト・ショーは東展示棟の全てのホールを使用した大規模なものとなる。このうち、東1・2ホールを使用した第61回ヤングファッション&キッズスタッフフェア、東4ホールを使用した第61回ホームファニシング・ライティング&デコラティブフェア、東5・6ホールの第47回生活雑貨フェア、そして東6ホールの一部と7・8ホールを使用した第60回インポートギフトフェアが、今回の見本市において展示面積を比較的多く占めている。

見本市全体の出展社のうち、海外からは24の国と地域より1243社が出展するが、その割合は中国の出展社が圧倒的多数を占め、時点で香港や台湾、韓国といったアジアからの出展社が続く。アメリカやスペイン、オランダといった欧米からの出展もみられるが、大多数はやはりアジア・東南アジアからだ。国際色も豊かな見本市として、活発な商談の場が期待されている。

エーディックス(京都市南区、佐野秀男社長)が、東5T―42―28ブースへ出展。同社の基幹ブランドである「a.depeche(アデペシュ)」を軸に、製品だけではなく空間の総合提案をしていく。今回の展示会でも、商品を並べるのみならず、実際のショップのような空間演出を意識したブースを展開する。オリジナル家具はもちろん、ラグ・ファブリックやフラワーベース、ルームシューズなどのインテリア雑貨など、アデペシュならではのトータル提案を行う。
主な展示は2023秋にリリース予定のインテリア。このうち特に主役となるのが「優厚絨毯」をテーマにウール素材をハンドクラフトで丁寧に作りこんだPell(ペル)シリーズからの追加アイテムだ。使いやすくも空間の演出を底上げする2000mmΦサイズの円形絨毯をリリース。デザインも新たに、自由で楽しいアートの雰囲気を、ひとつひとつアイテムに落とし込んでいる。
その他、フィンガージョイントで組み上げた無垢材のアームと細身のスチールコンビネーションがナチュラルモダンな空気感のFinc(フィンク)チェアや、インドの伝統的なブロックプリント加工を今の雰囲気にマッチするデザインで表現をしたラグやクッションカバー、ヌーディなカラーが特徴的なランプのような佇まいのフラワーベースも発売を予定する。
a.depecheではSNSを駆使しながらブランディング活動を続け、全国にブランドの潜在顧客を獲得してきた。卸取引として、全国の販売協力店へ培ってきた認知度を共有できるような取り組み体制として、パートナーショップ制度やイベント展開なども行っている。そして実際にその空間を具現化したのが今回のブースだ。「集客やブランディング、店舗編集などのソフト面も含めた、現状に変化を求めるバイヤーにぜひ来場していただきたい」と同社。

同じくギフト・ショーへ出展の大雪木工(北海道東川町、長谷川将慶代表)は、今年2月末に開催されたIFFTや、6月のMeet up Furniture Asahikawaでも出品した「センの木」を使ったアイテムを展示する。ギフト・ショーには大型のアイテムではなく、ギフトとして喜ばれる小ぶりなアイテムのみを厳選して出展。「Hitofude Hanger」は一筆書きのシンプルな造形のアイテムだ。そして「Majikiri Hanger」は、自宅で働く空間を手軽に作れるハンガーラック付きの間仕切り。「Stacking Stool02」は、1つのパーツを3つ組み合わせたシンプルな構造を特徴とする。いずれも北海道産のセンの木を使用し、美しい木目や、軽くてコンパクトな点がポイントだ。北海道の森を中心に考えたモノづくりとして、森の持続可能性を考え、家具材として活用が少ない樹種を使用した、生活を考えた家具の想いを形にした製品として来場者に訴求する。