【2024「第56回大川家具新春展」ピックアップ⑧】AKASE ペーパーコードチェアや、リクライナーなどの新カテゴリ製品も

AKASE(岡山県里庄町、藤井幸治社長)は、大川産業会館でジェルバゾーニのアイテムや、「デニッシュグランデソファ」などのアイテムを展示。参考出品のアイテムとしては「デニッシュダイニングテーブル」や「UC」シリーズのペーパーコードチェア、「CORリクライナー」なども披露された。

「デニッシュ」のダイニングテーブルは一度廃番になっていたが、今回はフィンガージョイントによって形成された集成材の周囲に、単板を張り付けて作られる構造体「ソリッドサーフェス」を用いて製作された。材料を有効活用し、無垢の質感をつくりながら、コストもおさえるだけでなく環境面にも配慮して開発した。幅2200㎜×奥行900㎜×高さ700㎜。

「UC3」および「UC4」には、ペーパーコードチェアを新たに参考出品した。「UC4」は「封筒編み」、「UC3」は「かご編み」となっている。

同じく参考出品の「CORリクライナー」は、縫製は自社で行っている。本体横のボタン操作でリクライニングが可能。カラーは同社がソファに使用している張地カラーで対応できるという。

ソファの「CORS1」は、背面に設けた木部パーツを立てることで、ハイバックソファとしても使用できるデザイン。

同社では、昨今の物価高騰を踏まえて、価格帯を抑えたソファのラインナップについても開発を進めている。また、今回の同社ブースは売場の演出の提案も行うなど、住空間の見せ方を意識する同社ならではの展示がなされた。