【IFFT2024開催事前ピックアップ(2)】起立木工 自然が持つ生命力をこめた「モリスチェア」

起立木工(静岡市駿河区、高橋正幸社長)は、自社工場で製造するチェアを展示予定だ。「削りだし」加工を得意とする同社は、着座姿勢に追従する滑らかで特徴的なサーフェイスを意匠的な美しさとして、チェアに具現化しており、長く座っても疲れにくい居心地の良いチェアであること、そばにあることで気持ちが豊かになる製品づくりを目指している。

今回のIFFT2024では、「モリスチェア」などを発表予定。この「モリスチェア」を構成する部材は、同社によると”絡み合っている”と表現出来るほど、複雑な形状に加工されている。自然(植物)が持つ生命力、またそれ自体の美しさの要素を、チェアというプロダクトに込めている。部屋の空間内で、観葉植物やカーテン、絵画といったアイテムと並んで置かれる姿を想像して開発された。同製品は間もなく市場へリリースする予定で、IFFTでの展示品は、ほぼ量産品の仕様に仕上げての姿となる。