起立木工(静岡市駿河区)は、新作アイテムとなる「MORRIS(モリス)」チェアを大々的に展示した。同社のブースはシンプルに、代表的な製品の一つである「アネロ」などのチェアにフォーカスし、起立木工が誇るデザインと技術をPRした。
起立木工のチェアは、無垢を削って製作するという製造方法のなかで、人気モデルである「カムイ」「アネロ」などの高いデザイン性を誇る製品をこれまでリリースしてきた。
今回発表した「モリス」は、約3年前にプロジェクトが立ち上げられ、何度も試作を重ねて開発が進められた。令和の時代における起立木工のフラッグシップとなるべくデザイン・開発された製品だ。今回出品したのは量産を前提としたモデルで、材はウォールナットとオークの2種。量産を前提としながら製造していく製品であるため、機械加工も施しながら量産していくという点でも、高い技術力を要する。
そのような過程を踏まえて生み出される「モリス」は、起立木工の技術の結晶のような存在であり、これからの時代にむけて挑戦し、日々技術力を高めていくという意味合いも含まれたアイテムだ。令和の時代の起立木工の象徴として、時代を切り拓く製品となっていくことが期待される。
なお同社はIFFTの開催に合わせて、企業ロゴも一新した。