【オルガテック東京2024 出展社ピックアップレポート(8)】くろがね工作所 Steelcase「カーマン」など、カーボンニュートラル認証製品を大々的に

くろがね工作所(大阪市西区)は、「人と環境にやさしい空間」をコンセプトに「Sit Better」「サスティナビリティ・カーボンニュートラル」のSteelcase社のチェアを多数展示した。オルガテック東京は非常に来場者が多いことから、自社の認知拡大にとっても効果が高いと同社。昨今は東京都下を中心に新築のビル建設によるオフィス需要が高まっているが、一方で空室も目立っているため、提案できる機会も多いという。

同社によると、国内メーカーでは、カーボンニュートラル認証製品はないとし、世界でもSteelcase社など、ごくわずかな企業の製品のみが認証を受けているという。昨年と比較して、市場的にもカーボンニュートラルへの注目は高まっていることから、今回のオルガテック東京でもその要素に比重を置いたブース構成としたようだ。

その中でも、昨年発売の「カーマン」は、Steelcase社で初めて背と座がメッシュ仕様となったチェアだ。「21世紀デザイン」として、これまでの製品を超える新たな製品とすべく、13㎏に重量をおさえている。

その他、「ジェスチャー」「シンク」「シリーズ2」といった、カーボンニュートラル認証を受けた製品がずらりとブースに並び、多くの来場者が関心を示していた。