タカショー 7月18日に品川ショールームオープン、コントラクト市場狙う TGEF2024は7月25日から2日間開催

ガーデン・エクステリアメーカーのタカショー(和歌山県海南市、高岡伸夫社長)が2024年7月18日に、品川グランドセントラルタワーの2階に、品川ショールームをオープンする。約100坪(約330平米)の空間に同社のガーデン・エクステリア製品を展示。とりわけコントラクト市場向けの製品展示、提案に注力するという。

同社は首都圏内では埼玉県戸田市にショールームを持つが、一般住宅向けの製品展示構成としており、品川新ショールームとの区分けを継続する方針だ。同社高岡社長は弊紙取材に応じ、新ショールーム設立の背景を、海外からのインバウンド需要が高まり、宿泊施設や飲食店などのコントラクト市場が好況なことを受けての戦略だと説明。また、御茶ノ水の東京支店内にあるコントラクト部門の一部も、新ショールームに移転するという。同社のコントラクト市場への攻勢が見て取れる。

品川ショールームはその性質上、設計事務所やデザイン事務所等のプロユーザー中心の利用を想定しており、商談スペースや、商談会、勉強会等が開催できるようにする。

品川というロケーションを選定した理由について高岡社長は、「新幹線が停まり、空港へのアクセスもいいため遠方や海外からの客が訪れやすい場所にしたかったのです。将来的にリニア開通にも期待できます。品川はそういった点で最適な場所だと思っています」と語る。


また、同社は7月25日から2日間、恒例の新商品展示商談会である、「タカショーガーデン&エクステリアフェア2024(TGEF2024)」を開催する。会場は昨年と同じく、東京流通センター(東京都大田区平和島6-1-1)で、今回で21回目の開催。4500平米のフロアに最新の門扉、外構、照明、屋外家具、DX技術などを展示する。

高岡社長は同社をガーデンライフスタイルメーカーとして位置づけ、同展来場への意義を語った。

「昔の住宅には縁側がありました。海外にはテラスがあり、このような中間領域というのは心地よい空間なのです。私たちはその空間づくりに特化しており、床、デッキ、ルーフ、家具など、当社の最新製品を使って中間領域への空間提案を行います。今、エクステリアは非住宅を中心に好況です。投資も活性化してきていますので、そのトレンドを掴んだ提案となるでしょう。また、これまでの流れを見てきても、住宅市場はやがて非住宅市場のトレンドを少しずつ取り入れていくと予想しています。例えばマンション敷地内の外構や、バルコニーといったところに少しずつ最新のトレンドが浸透していくと思っています。」

同展はリアルとオンラインの両方で開催を予定している。開催時間と来場申し込みは以下のWEBページより。

(長澤貴之)