協同組合福岡・大川家具工業会(福岡県大川市、河口健理事長)が、2024年10月16日(水)と17日(木)の2日間、秋の展示会「OKAWA The Future Furniture 2024」を開催する。大川産業会館(第一会場)、大川家具工場団地(協)・Uゾーン(第二会場)、インテリアポート・エルバーレ(第三会場)の3会場で開催。併せて大川市内や近隣の各社ショールームにおいても、同時に個展が開催される。なお、今年は10月5日(土)から15日(火)の間、佐賀県において国民スポーツ大会が開催され、佐賀県内並びに筑後地域含む福岡県内での宿泊施設の予約・宿泊が取りにくい状況を鑑みて、通常より開催日程を1週間ずらして実施する。
第62期の展示会スローガンは「REVISION」。そして今回の「OKAWA The Future Furniture 2024」のサブテーマは「心地よいって何だろう。そんな疑問をもう一度。」とした。メイン会場である大川産業会館への出展社は114社を予定しており、昨年秋の展示会と比較して8社増となった。組合員各社の出展に加え、ゲストメーカーでは昨年に引き続き錦之堂インターナショナル、スリープセレクト、パモウナ、浜本工芸といった他地域のメーカーが多数出展する。
組合は第62期の方針として、販売と大川家具のイメージアップを兼任できる新しいECサイトの構築を第一に掲げるほか、SNSの活用や、インフルエンサーと手を組む取り組み、組合員に向けたSNSの活用セミナー開催などを方針として打ち出している。
地域材開発部会からは、昨年度開発した店舗向け什器のTOMORIシリーズのPR及び、オフィス市場向け製品の開発を主な方針として打ち出している。今年2月のギフトショーには、組合事業と加盟企業の共同出展を行い、合計8コマでブースを出展。大川で製造された家具および小物雑貨、そして地域材製品、地域材開発部会の推進する「TOMORI」が披露され、来場者の注目を集めた。
地域材開発部会の推進する「ふるさと家具」プロジェクトでは、これまでに福岡県庁や福岡県内の学校施設、保育所等に導入されている。全国各地から産出された木材を購入し、製材から加工、家具の製造、納品までワンストップで行うことで、木材の適正利用、山林の災害予防を目指し、地域を豊かにする取り組みとして、今後の発展が期待される。
なお、毎年春と秋に開催されている大川木工まつりは、今秋は展示会前の10月12日(土)~14日(月・祝)に開催予定。大川産業会館を中心に、近隣の大川中央公園、大川市文化センターや市内の各店舗が会場となる。木工まつり当日は木工製作体験やキッチンカー・屋台によるグルメが充実するほか、大川建具・組子の展示も行う予定だ。大川観光協会が運営の「ネットde大川木工まつり」とも連携し、家具産地大川の職人技などの魅力を伝えていく。