「ウールは羽毛を超える」 ファイングレードウールクラブ

高品質な羊毛寝具製品の研究と開発を目指すファイングレードウールクラブ(代表幹事・法戸繁利)は
第53回定例会合を、2024年11月12日にFGWC事務局(名古屋)で開催し、国内外のライセンス企業多数が集結する。

今回の研究テーマは、「ウールは羽毛を超える」。 ウールは部分的に羽毛を超える機能や特徴があることを各種実験データをもとに科学的に解明、羽毛にも劣らない新素材として、消費者への認知向上に働きかける。ウール素材は冬だけの物というイメージを一新、FGW基準にそった羊毛原料や使用する生地の選定などで、羊毛の「クールな特徴」を最大限に引き出すことができ、春夏市場での新たな羊毛寝具製品の展開へとつなげる狙いだ。

同会合には、一財・日本繊維製品品質技術センター、英国羊毛公社、ニュージーランドでカシミアを超えたウールの生産に成功した牧羊農家などウールを知り尽くした多彩な羊毛専門家も参加し、日本での市場開拓を進める寝具メーカーなどと意見交換をする。同クラブの活動に関する情報やライセンス企業紹介は、事務局がいつでも対応するとしている。問合052-203-5100(長尾商事内)、info@finegrade.jp