高品質で安全な寝具製品を開発するファイングレードウールクラブ（事務局・長尾商事）では、羊毛寝具の素晴らしい特徴を専門店、百貨店、ネット通販業者、各種共同組合などを通じ消費者へ提案し続けている。
羊毛布団は歴史が古く、数百年前から欧州では健康布団として重宝され、質の良い睡眠が得られると現代でも評判がある。独特なクリンプという縮れのある毛で、その中に空気をため込むため優れた保温効果を生み出す。さらにこのクリンプが弾力性を増加させている。羊毛には吸湿性、放湿性があり、寝汗をかいてもその湿気を吸収し、外界に熱を発散させるため、暖かくなり体を冷やしにくくする。また、ため込んだ湿気を素早く放湿させることから、夏場であっても蒸れずに湿っぽさがなく、外界から熱を取る機能が働き涼しく、良い睡眠が得られ易い。このように羊毛ふとんは冬場に限らず、夏場であっても快適な睡眠を提供する布団である。
中わたの羊毛は難燃性の繊維であるため、火事のような場面で多少の火の粉が飛んできても燃え広がらず、緊急避難時には安全な寝具と言える。今冬、（一財）日本繊維製品品質技術セター（QTEC）で行われた全ライセンス企業の生産する「羊毛中わた」の品質試験の結果を公表。実測値はすべて基準値を超えており、ライセンス企業の技術力を発揮したものとなった。
ファイングレードウールから作られる中わたの品質は世界的にもトップクラスであり、各寝具メーカーはその品質を公開し、ウール寝具に関する質問など、事務局や各ライセンスメーカーで答えるという。
