筑波産商 新作発表会開催 YUME、CCMシリーズ、ナチュラル色に重点、サイズ等オーダー対応も訴求強化

筑波産商(埼玉県川口市 鶴見伸夫社長)は2024年5月20日から3日間、自社ショールーム及びARBOL館で、新作発表会を開催した。
今回の新作は、主にダイニングテーブルとチェアが中心。いずれもナチュラル色のラインナップで取り揃えた。同社展はこれまでセラミックテーブルの新作が目立ったが、今回は木製のラインナップを再度強化した形だ。

ショールーム2階に入ってすぐのエリアには、2007年から販売を続けているYUMEシリーズの新作テーブルで、新たに100サイズ(幅100センチ)の小振りのテーブルが展示された。オーク材の温かみと丸みの帯びた形状が特徴だ。延床面積の限られる都心部や、子供が独立した家族など、少人数世帯で使えるコンパクトテーブルの需要増を狙っての新ラインナップとなる。
また、これに合わせて椅子も一部リニューアルして、従来から販売している205チェアの座面幅を大きくしたWタイプを新たに用意した。体形の大きいユーザーや、ゆったり座りたいというニーズに応えたもの。205チェアは、セミアーム形状のためアームが邪魔になりにくく、同社の人気シリーズだという。
CCMシリーズのテーブルも今年で25周年を迎えるロングセラー商品で、今回は色味を変えてのリニューアル展示が行われた。塗装により明るい色味となり、従来よりも一層ナチュラルな色合いに仕上がった。

また、今回展では同社のオーダー対応能力を強く訴求した。前述のYUMEシリーズ、CCMシリーズは、個別にテーブルのサイズや椅子の張地色の変更が可能で、その際納期は約60日としている。「弊社がオーダー対応していることは取引先各社様とも認識頂いていることですが、サイズ、張地、脚部など、様々なことに対応できるのは魅力的だということを今一度知って頂きたかったのです」と同社商品部の担当者は語る。

その他、参考出品として電動デスク「モース」の新作も展示された。前回は天板チルト機能付きの電動デスクを展示したが、今回は引き出しがついたモデルとなった。

(長澤貴之)