
東南アジア最大級の家具輸出入展示会「Vietnam ASEAN International Furniture & Home Accessories Fair(VIFA ASEAN 2025)」が、2025年8月26日から29日まで、ホーチミン市District 7のサイゴン展示会議センター(SECC)で開催される。
今年はベトナムおよびASEAN諸国を含む350社以上が出展し、1,000超の展示ブースを展開予定。展示は「家具」「ホームデコ・手工芸」「建築・設計・トレンド」「生産支援・素材・機械」「ASEANハウス(地域別特別展示)」と5カテゴリ制で構成され、最新のスマート家具や環境配慮型製品も積極的に紹介される。
本展は「アジア秋季家具展シリーズ」の先陣を切る催しとして位置づけられ、韓国KOFURN、マレーシアMFFM、中国のCIFFなどと連動しながら、グローバルバイヤーに対して東南アジア地域全体を見通せる機会を提供する。ただ出展品を並べるだけでなく、国際展示ルートの“起点”としての役割も担う。
2024年のVIFA ASEANには、7,128人の来場者があり、そのうち1,835人が60カ国以上からのインターナショナルバイヤーだったとされる。中国、日本、台湾、米国、インドなど主要市場からの参加が顕著で、今年も同様に多国籍のバイヤー誘致が期待されている。
今年の注目ポイントは、ハンドクラフトや伝統工芸品に焦点を当てた「ASEANハウス」の充実ぶりだ。リンミン社(主催)は、「ベトナム伝統工芸村から国際ブランドへの橋渡し」として本企画を位置づけており、地域文化の商業化を通じた発展を目指す。